スマホが故障して修理に出す際にユーザーが一番気になる部分。
それは修理価格はもちろんのこと、データが残せるかどうかです。
データのバックアップはしてるけど、ほんとに戻せるのか不安…。
どうせならデータがそのままに修理してほしい…。
画面が割れて真っ暗に!操作ができずに途方に暮れています…。
当ショップでもそういった「データ保護」についてお客様の声をよく耳にいたします。
今まではオプションのひとつとして個別にご要望のあったお客様のみにご案内していましたが、
あまりの要望の多さに役立つ情報を記事にすることにしました。
皆さまのお役に立てればうれしく思います。
どんな時にデータを残せるの?
当ショップ経由ですと、ASUSでのメーカー修理の際にデータそのままでの修理が可能です。
ただし、すべてのケースで残せる訳ではなく基本的には画面割れのみです。
また、SONYやSAMSUNGは非対応です。
メーカーはどうしてデータ保護を嫌うのか?
メーカーとしての本音は、データリセットしてからの修理です。
例えば、端末にパスワードロックが掛かっているとどうでしょう?
メーカーとしてもロックが解除できないため、端末の詳しい検査が出来ません。
そのため、原則は工場出荷状態にして検査、修理するのが基本となります。
当ショップ経由だとどうしてデータ保護ができるのか?
ひとことで言ってしまえばメーカーとの信頼関係です。
修理サービスを始めたころは、メーカーに持って行ってもデータ保護は取り合って貰えませんでした。
何ヵ月も足を運んでいるうちに、受付担当者や技術担当者と面識を持つようになり、「仕方ないな~」という形で対応して貰えることに…。なんだかんだ言って最後はやっぱり人間関係が重要ですね。
データ保護のリスクについて
最後にリスクもお伝えしておかなければなりません。
さきほどメーカーはなぜリセットをしたがるかについてお話しましたが、
落下などによる液晶パネルの破損は基本的にはその他の機能は故障が起きていない、というのが大前提です。
メーカーはパネル交換後、ロックが掛かっていると画面が写っていることは分かるものの、
例えば通話ができるのか?通信に問題がないか?などの端末の機能についての検査は一切できません。
そのため、修理端末がお客様のお手元に戻って、「通話ができなかった」と言われても当然のことながら、対応ができません。
万が一そういった不具合が見つかったケースでは、再びお預かりしてメーカーへ再度修理依頼をさせて頂きますが、台湾までの送料や修理代はお客様にご負担頂く形となります。
時間も当然余分にかかってしまいますので、心配なお客様はリセットした上で動作確認をされることをおススメします。
なお、過去に1度だけ、そういった再修理のケースが発生しています。
一方で、基本的にはその他の機能や操作には問題ないはずなので、多くのお客様はデータ保護を優先されます。
バックアップされていない状態で落として割れて、急に画面が見えなくしまったり、操作ができなくなってしまたり、バックアップをしていたとしても元通りに復旧させる煩わしさから、多くのお客様はデータ保護をご要望されます。
当ショップでは修理のご依頼を受ける際に「データ保護を優先するか」、「動作確認を優先するか」はお客様に必ずお伺うようにしています。