中国メーカーのOPPO(オッポ)の日本法人が2018年2月9日にOPPOの新製品であるR11sを発売することを発表しました。日本ではビックカメラとヨドバシカメラで発売されることになりましたが、1機種の販売と少し寂しいリローンチとなりそうです。
R11s以外の端末の販売はもう少し先の話になりそうですが、今回はそんなOPPO端末の魅力を実際にここ台湾の店舗で実際に見てきましたので、簡単に紹介したいと思います。
目次
OPPOは世界で4番目に売れている凄い会社!
今回の発表で初めてOPPOの存在を耳にする方がほとんどだと思いますが、OPPOは2003年に設立された若い会社でグローバル市場で世界で4番目に売れています。つまり、シャープやソニーより凄いってこと。また、中国では特に庶民層に人気があり、日本で一番売れているSIMスマホ会社であるHUAWEIよりも売れています。
なので、そこそこやると思います。
OPPOの押しは「カメラ機能」と「バッテリー性能」!
カメラもAIの時代?メーカー自ら「カメラフォン」と呼んでいる
今回発売されるR11sもミドルハイモデルながら、リアカメラには2000万+1600万画素デュアルカメラを搭載。2つのカメラともにF1.7という明るいレンズを採用している力の入れ具合です。また、フロントカメラには2,000万画素カメラを搭載しており、自撮り(セルフィー)にも抜群の威力を発揮します。どうやらフロントカメラにはAIビューティーセンサーと呼ばれる機能を搭載しており、顔の特徴、性別、年齢、肌の色などの詳細な情報を収集、分析した上で最適な美肌に修正するといったモノ凄い機能のようです。
急速充電機能「VOOC」で普通のスマホの4倍も早く充電可能!
OPPO独自の急速充電技術も凄いんです。
「VOOC」と呼ばれるOPPOの急速充電技術ですが、3,000mAh のバッテリーを搭載したOPPO端末で約 30 分でバッテリーの 75% 程度まで充電できるとされており、単純計算で5分2時間ほどの通話が可能。下記はOPPOの公式動画の充電比較動画です。
台湾の実店舗の様子!
店舗の様子
簡単にOPPOのことを紹介しましたが、ここからもう少し詳しくOPPOのことを紹介していきます。
正面から取ったOPPOの実店舗です。ここは台湾の秋葉原と呼ばれる有名なビルである光華商場の隣に5年くらい前にできた「三創」と呼ばれる商業施設の1FにあるOPPOです。4坪ほどでしょうか、そんなに大きくありません。角度を変えた1枚には、奥にSAMUSUNGのマークが見えるかと思います。この商業施設にはあらゆるメーカーが一同に揃っており、その1Fに堂々と店舗を構えております。平日のアイドルタイムに行きましたが、お客さまもチラホラご来店されていました。台湾でもメインビジュアルは日本でも発売するR11s(※台湾では2017年12月に発売されています)となっています。
OPPO R11sと日本未投入モデルのOPPO R11s plus
国内で販売されるカラーバリエーションはブラック、レッド、シャンパーニュの3色ですが、台湾でも同様です。台湾での販売価格はR11sが15,990台湾ドル(約60,300円)です。日本での販売価格が税込みで約62,600円ですので、台湾モデルの方が少し安めです。
※注 台湾ではレッドのみ16,990台湾ドルと少し高めで販売されていました。
また、台湾には日本未投入モデルもあり、R11s Plusもそのひとつです。その違いはずばり大きさ。R11sが6.01 インチに対して R11s Plusは6.43 インチと大きめサイズ。また、ROMも6GBと4GBのR11sよりも処理能力で優れています。こちらは17,990台湾ドル(約67,900円)。
最新モデルのOPPO A73とOPPO A75/A75s
こちらは台湾で2018年1月19日に発売された最新モデルのOPPO A73です。価格は7,990台湾ドル(約30,150円)でトレンドのアスペクト比 18:9ディスプレイの6.0インチミッドレンジモデル端末です。3/32GBモデルでF2.2 、 1300 万画素のリアカメラ, F2.0 、1600万画素のフロントカメラを搭載しており、普段使いには十分な機能を持ったスマホです。できれば、これはローンチのタイミングで投入して欲しかった一台です。
続いては2017年12月25日発売のモデルA75/A75sの紹介です。
A75/A75sは同じく18:9比の6.0インチのミッドレンジモデルで価格はそれぞれ10,990台湾ドル(約41,500円)、11,990台湾ドル(約45,200円)となっており、さきほどのA73モデルよりもスペックを上げた上位モデルです。
どんな違いがあるかというと、ディスプレイがFHD(2,160 x1,080)となっている他、ROMが4Gとなっていたり、リアカメラはF1.8、 1600万画素でフロントカメラがF2.0、 2000万画素といった違いがあります。
2017年春夏モデルのA57とA77
また、店頭には1世代前の端末も並んでいました。A57は2017年4月に発売した5.2インチのスマホです。ホームボタンが付いたアクセプト比16:9となっており、価格も定価は7,990台湾ドル(約30,150円)です。
A77は2017年5月に発売した5.5インチスマホで同じくホームボタンが付いています。リアカメラが1,300万画素、フロントカメラが1,600万画素と自撮り向け、美顔センサーなどが付いており、カメラフォンとしての存在感を出しています。4/64GBモデルで価格が10,990台湾ドル(約41,500円)。
OPPOスマホのまとめ
どうやらミディアムハイスペックのRシリーズとミディアムスペックのAシリーズで構成されているようです。ただし、HUAWEIにMATEシリーズ、SAMSUNGにSシリーズがあるようなフラッグシップ級のハイエンドモデルはなさそうです。
今回日本ではR11sのみが発売されますが、日本市場でシェアを広げる場合、ハイエンドモデルやミディアムモデルが不可欠です。また、直営店を出してブランディングしたり、修理拠点を作るなどしないと日本市場では生き残れないと思います。いずれにせよ、今後のOPPOの動向に注目が集まりそうです。