「海外モデルのSIMフリーAndroidを購入しようと思うんだけど、日本製スマホとどこが違うんだろう」と迷っていませんか?
実は、Androidのスマホ端末を購入するなら日本モデルではなく、SIMフリー海外モデルを選んだ方がお得です。ただし、ひとつだけ、海外のSIMフリーAndroidには致命的なデメリットがあります。
これさえなければ、海外のAndroidも完璧なのですが、“日本国外の製品”という特性上、仕方がない欠点です。ここではその致命的な欠点をカバーする特別な方法も一緒に紹介します。
日本国内モデルのスマホより海外のSIMフリーAndroidが優れている理解して、お得にスマホを手に入れましょう。
目次
SIMフリーAndroidは海外モデルを選ぼう!5つのメリット
通信料金が安くなったり、最新モデルのAndroidを選べたり、海外のSIMフリーAndroidにはメリットがたくさんあります。
ここでは海外モデルのAndroidだから手に入る5つの利点を確認していきます。
1. 通信料金を安く抑えられる
MVNO、いわゆる格安SIMを利用できます。
日本国内のスマホはキャリアごとにSIMカードが差し替えられない仕様になっています。いわゆる「SIMロック」という表現がされます。SIMロックを解除すれば、格安SIMカードに差し替えができます。ただし、各種キャリアが提示する一定の条件を満たした上で解除申請をしなくてはいけません。場合によってはSIMロック解除手数料をとられることもあります。
格安SIMにするだけで、毎月の通信費用が5,000円以上安くなる場合もあるので、特別な手続きなしで格安SIMが利用できる海外SIMフリーAndroidはお得です。
2. 日本国外の渡航先で入手したSIMが使える
日本国内のスマホでも、海外で利用できるプランも出てきています。また、海外渡航のために専用のスマホ端末を貸し出ししているサービスもあります。
ですが、SIMフリーAndroidを持っていれば、渡航先のモバイルショップでSIMカードを購入して差し込むだけでOKです。すぐに利用を開始できます。ただし、「APN設定」という作業が必要になる場合があるので注意が必要です。
APN設定とは接続するサーバー(アクセスポイント)を設定する作業のことで、Androidでは一般的に「設定」から「モバイルネットワーク設定」を開き、「APN」や「認証タイプ」を設定します。利用するSIMカードの種類によって「ユーザー名」「パスワード」を設定する場合もありますが、設定が難しくてわからない場合はモバイルショップで聞けば教えてくれます。親切な店舗だと、代わりに設定も行ってくれるので、あまり心配する必要はありません。
3. 情報の通知が早い
Androidを利用している人なら一度は「バージョンアップの情報更新が遅い!」と感じたことがあるでしょう。
海外のAndroid端末を特集している”ANDROID AUTHORITY”というサイトがあります。そこでは「Android 7.0 Nougat」が公開されたときに端末ごとにかかった日数を比較し公開しています。
▷Which Android manufacturer updates its phones the fastest?/ANDROID AUTHORITY
OSのアップデート情報が公開されてから、2か月後にアップデート通知が来るメーカーも多く、遅い場合は100日以上かかっています。このように、Android端末はアップデートが公開されてから、実際に適用できるまでにかかる時間が長いです。
なぜアップデートに時間がかかるのか
Apple社のiOSであれば、自社で開発・テストを行い、機種ごとにアップデート通知を行うことができるため、Androidよりもアップデートの通知ははるかに早いですが、Androidの場合はOSを開発するGoogleと別に、各種メーカーが間に入ります。
例えば、XperiaであればSONYを介してからチューニングとテストを行う必要があり、SONYだけではなく、XiaomiやLGなど、チューニングとその後のテスト作業を各社で行うため、通知が遅くなってしまうのです。
海外モデルであれば、Googleと端末のメーカーしか挟まないので、日本国内のモデルよりも比較的早くリリースが可能です。
海外モデルと日本モデルのアップデータ期間の違い
日本モデルの場合はメーカーがチューニングとテストを終えたあと、さらにドコモやソフトバンクなどキャリア各社がチューニングとテストを行います。そのため、海外モデルと比較してリリースまでに時間がかかってしまいます。
OSのアップデートは利用のしやすさ、話題性などを考えると、できるだけ早い段階で適用した方がよいでしょう。周りの人よりも一足先に最新のアップデートを手に入れるなら海外のSIMフリーAndroidです。
4. 初期状態に邪魔なアプリがない
日本国内モデルのAndroidには初期状態からたくさんのアプリが入っています。
いわゆる「プリインストールアプリ」ですが、キャリア契約をしていると、削除できないプリインストールアプリがたくさんあります。消したいけど、消せないアプリがたくさんあると、ホーム画面がごちゃごちゃしてイヤな気分になるでしょう。
海外のSIMフリーAndroidはプリインストールがほとんどないため、スッキリしたホーム画面で使用できます。
5. 日本未発売モデルも購入できる
Android端末のなかには日本未発売モデルもあります。
例えば、「HTC one」のような日本では購入できない端末を取り寄せられることも海外SIMフリーAndroidの魅力です。「Google Pixel」のように日本では発売日が未定のモデルを手に入れるチャンスもあります。
海外モデルSIMフリーAndroidの致命的な欠点はサポートの手薄さ
日本国内のキャリアスマホはサービスがとても手厚いです。故障したら代替機と引き替えに修理を行ってくれます。トラブルが発生してもコールセンターに電話すれば、丁寧な日本語でわかりやすく解決方法を教えてくれます。
ですが、海外でSIMフリースマホを購入すると、基本的に国内キャリアのような手厚いサポートを受けることができません。修理に対応してくれなかったり、修理期間中の代替機を貸し出してくれなかったりします。海外からスマホを取り寄せることは、リスクもあるということです。
ですが、日本国内の企業が海外から仕入れをしている場合は話が違います。トラブル時の対応は日本語ですし、困ったときの手助けをしてもらえます。代表的なモバイルショップは「町のお店」です。
町のお店では、故障したときの「補償サービス」を提供しています。Android端末はiPhoneと比較して故障率が高いため、トラブルがあったときの保険に加入できるのはラッキーです。海外からAndroidを購入する場合は補償サービスに加入しておいた方がよいでしょう。
海外SIMフリーAndroidは補償サービスに加入するとベスト
海外SIMフリーAndroidには国内キャリアのスマホと比較して優れているたくさんの点がありますが、トラブルがあったときの対応に致命的な欠点があります。
そこで、町のお店が提供している補償サービスに加入しておけば、故障率が高いAndroid端末でも安心して利用できます。お得にSIMフリーAndroidを手に入れるなら、町のお店から購入するとお得です。