台湾にて6月6日に販売が始まったZenFone 6(ZS630KL)をいち早く入手しましたので、開封&付属品の簡易レビュー及び急速充電のレビューを行いました。
目次
Zenfone6(ZS630KL)の対応バンド(周波数)
今回の入手した型番は『I01WD』
日本でも使える『Bバージョン』になります。
ちなみにZenfone6(ZS630KL)の対応バンドは3種類あります。
A version
FDD-LTE (Bands 1, 2, 3, 5, 7, 8, 20, 28)
TD-LTE (Bands 38, 40, 41)
WCDMA (Bands 1, 2, 5, 8)
EDGE/GPRS/GSM (850, 900, 1800, 1900MHz)
B version ←今回はこちら
FDD-LTE (Bands 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 18, 19, 26, 28)
TD-LTE (Bands 38, 39, 41*, 46) *LTE B41 (2535–2655 120MHz)
WCDMA (Bands 1, 2, 3, 4, 5, 6, 8, 19)
EDGE/GPRS/GSM (850, 900, 1800, 1900MHz)
support 4×4 MIMO & HO RxD
C version
FDD-LTE (Bands 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 26, 28)
TD-LTE (Bands 38, 39, 41*, 46) *LTE B41 (2535–2655 120MHz)
WCDMA (Bands 1, 2, 3, 4, 5, 6, 8, 19)
EDGE/GPRS/GSM (850, 900, 1800, 1900MHz)
support 4×4 MIMO & HO RxD
Cバージョンは一番対応バンドが多いですが、Bバージョンについても日本の各キャリア、『ドコモ』・『au』・『ソフトバンク』・『Y!mobile』の周波数帯にしっかりと対応しています。
日本の通信会社(キャリア)の対応バンド
各MVNO業者(格安SIM)のプリセットAPNは以下の通りです。
手持ちのSIMにて検証(SIMステータス)を行いました(docomo系・au系・Y!mobile)
ドコモ系SIM・プリセットAPN一覧
・ドコモはLTEプラチナバンドBand19に対応していますので、郊外や地下施設で繋がりやすくなります。また山間部などをカバーしている3G(FOMAプラスエリア)Band6にも対応しているので安心ですね。よく地方に出張される方は結構重要です。
・mineo(Dプラン)にて通話・通信を確認しました。
・docomo系SIM APNプリセット数は25
au系SIM・プリセットAPN一覧
・auはLTEプラチナバンドBand1とBand18及び、Band26に対応。但し、VoLTE SIMの相性は未確認につき要注意です。
・UQ mobileにて通信を確認しました(データSIMのみで検証のため)
・au系SIM APNプリセット数は9
Softbank系SIM・プリセットAPN一覧
・ソフトバンク・Y!mobileはBand1及び、LTEプラチナバンドBand8に対応。Softbank4GことBand41にも対応しています。
・Y!mobileにて通話・通信を確認しました。
・ソフトバンク系SIM APNプリセット数は3
Zenfone6(ZS630KL)開封の儀
オシャレでしっかりとした密閉度の高い外箱。『6』の文字が目立ちます。
外箱側面には今回の目玉『FLIP CAMERA』のプリント。
充電器類、本体用のクリア保護ケースもしっかり付属しています。追加で購入することなくすぐに使用できますね。
Zenfone6(ZS630KL)の外観レビュー
Zenfone6(ZS630KL)は狭額縁6.4型 IPSディスプレイは完全フルディスプレイ(ノッチレス)になっています。画面占有率は92% アスペクト比19.5:9。ほぼ正面が6.4型ディスプレイで占められています。
筆者は今までノッチレススマホを手にしたことがありませんでしたが、圧倒的に広く感じますね。ノッチレスを所持するとノッチありに戻れないかも(^^;
保護ケースなどを付けていませんが、小さい筆者の手にスッとなじむフォルムでした。ですが思ったよりも重く感じました。おそらく5000mAhもの大容量バッテリーが影響してのことだと思います。
背面は光沢仕様になっているので、ブラックカラーはちょっと指紋が目立ちそうです。
左側面はnano SIMが2スロットと、MicroSDが1スロットのトリプルスロット仕様。ZenFoneはトリプルスロットをいち早く搭載してきましたので、今回も複数のSIMを便利に使えます。
右側面は上部にデフォルトでGoogleアシスタントが起動するSmart Keyキーがあります(いわゆるショートカットキー)
物理キーも最近減りつつありますが、あったらあったで結構使えそうです。Googleアシスタント以外にもカスタマイズ可能。動作は1回押、2回押、長押しを割り当て可能とのこと。
ただ残念なのはかなり上部にSmart Keyがあるのでちょっと押しづらいところでしょうか。
あと、ボリュームキーと電源キーがあります。ボリュームキーはフリップカメラと連動して、角度が変えることができるので重宝しそうです。
フリップカメラ動作時背面。結構気になっていたのが使用していく上で、カメラの裏側にゴミが溜まっていくはずなので、メンテナンス性が気になっていました。そこそこ深さがあるので綿棒などで掃除できそうですね。
ちなみに指紋認証センサーはフリップカメラの少し下に位置しています。
USB Type-Cコネクタと18Wの高速充電が可能です。イヤホンジャックご健在。
Zenfone6(ZS630KL)の付属品紹介
下記の製品が同梱されています。
・USB ACアダプタ(A222-090200U-US1)
・USB Type-A to Type-C
・ZenEar Proイヤホン(1MOREチューニング)
・ZenEar Pro交換用イヤーピース
・クリアケース
・イジェクトピン
・ユーザーマニュアル
・製品保証書
USB ACアダプタ(A222-090200U-US1)
日本のコンセントと同形状です。
出力は5V-2A(通常時) / 9V-2A(急速時)
Zenfone6(ZS630KL)はQC4.0(Quick Charge4.0)に準拠しています。最近は各メーカー独自の超高速充電が乱立していますが、ここはあえてQC4.0が採用になっています。これは今回ASUSが30W級超高速充電はバッテリー寿命低下や、パフォーマンス低下を考慮してとのこと。
ちなみにワイヤレス充電(Qi)はメーカーのこだわりにて非搭載です。
付属のUSB Type-A to Type-Cケーブル。9V-2A(18W)対応です。
ZenEar Proイヤホン(1MOREチューニング)
最近は各社ハイエンドモデルでイヤホンジャック非搭載が増えてきていますが、Zenfone6(ZS630KL)はイヤホンジャックが健在。必要な人には嬉しいところ。付属しているZenEar Proイヤホンは1MOREによるチューニングが行われています。もちろんハイレゾ対応です。イヤーピースも2サイズ付属しています。今回はサウンドにも注目して欲しいですね。
その他付属品
クリアケースとSIM・MicroSDスロット イジェクトピン。クリアケースついているのでありがたい。
但しディスプレイには保護フィルムなどは貼り付けられていないです。強靭なゴリラガラス6採用とはいえ、傷が入る前に装着することが精神的に望ましいかと思います(笑
Zenfone6(ZS630KL)の急速充電レビュー
付属ACアダプタ(A222-090200U-US1)
QC4.0に対応しています。出力は8.9V / 1.6A(約14.5W)
Type-A端子1つです。端子数が1つなことと、コンセントプラグが収納できないのが少し残念。
SuperMobileCharger(CIO-SC2)
Type-C to Type-C接続にて9V /1.6A(約14.5W)出力。付属のACアダプタとほぼ同じ出力となっています。
PD・QC対応小型ACアダプタ『CIO-30WPDQC』
付属ACアダプタとほぼ同じ大きさながら、Type-A端子2つ(QC対応)・Type-C端子1つ(PD対応)を備え、プラグも折りたためて持ち運びも便利な『町のお店』の売れ筋ACアダプタ『CIO-30WPDQC』です。
こちらはType-Cから出力にて測定しましたが、8.9V / 1.6A (約14.7W)とこちらも付属ACアダプタとほぼ同じ出力になりました。
他にも弊社ECサイトにて便利な急速充電アクセサリーを、多数取り揃えていますので是非ご覧ください(^^)
ファーストインプレッション
セルフィー画質は、あたり前ですが圧倒的に綺麗ですね。モーショントラッキングは被写体にもよりますが、うまく追尾してくれないことがあったのでコツがいるのかもしれません。
あと気になったところは、カメラをしばらく使用していたら背面上部が割と熱くなったところでしょうか。
ZenUIは色々試せていないですが、動作は軽快でSmart Keyキーはとても便利。
まだまだ触り足らないですが、実機の詳細レビューは時間があれば行いたいと思っています。
あと、早速ですが近日中に修理業務のためZenFone6の分解を予定しています!
その他、気になった点、気づいた点があれば今後追記予定にしています(^^)